「今の中国がわかる」本を読んで

今年に入ってから中国との縁で中国に付いてよく考えるようになりました。

中国と縁が無い時には中国人の悪い印象の話など耳にしてそんなものかと他人事のように思っていました。

ところが自分が中国を訪問したり中国人と交流したりして受けた印象はとても良いイメージでした。

中国人は嘘つきだと聞いていましたがそんな事はありませんでした。そのことを人に話すと運が良かったとか出会った人が良かったのだと言われることもあります。

百聞は一見にしかずとはまさにこのことなのでしょう。しかし自分の経験したことだけで理解できるほど中国は小さな国ではありません。

中国という国はすでに先進国のような部分とまだまだ発展途上にある部分が共存している国です。

また社会主義と資本主義の市場経済を合わせて社会主義市場経済というわかりにくい政策を取っているのも特徴です。

ですから交流をしているとルール感覚の違いに戸惑うことがあります。もう慣れましたが。

これは中国人にはルールは人間がつくったものであり場合によってはそのルールを変えることさえも容易にできるという考え方をする人が多いからのようです。

この感覚を理解するまでは中国人とはなんと一貫性のない思考をするのかと戸惑いました。

よくいえば融通が利くし悪くいえば自分に都合の良い解釈をするといった感じです。

このような国民性は歴史的背景の影響も少なくないようです。それはどこの国にでもあることなので中国だけが特別なことではないですよね。

自分の経験から感じる中国人は初対面や信用できるまでは警戒しますが親密になるととても優しさを発揮します。義理人情も深く融通も利きます。

逆に日本人は初対面はソフトで最初に優しさを見せますが親密になるとわがままになり融通が利かなくなるような気がします。

また日本人の中には中国のことを勉強したり理解しようと努力せずに人から聞いた話などのイメージで見下したような言動をする人もいます。

中国では反日感情を持っている人も少なくないようです。それは日本と中国が戦争をしている時代に日本が中国を侵略した時の残酷な出来事とそれを指揮した指導者に対する怒りの気持ちです。

20代の中国人と会話をしていて靖国神社参拝問題の話題をされた時にはどのように答えて良いのか戸惑いました。

靖国神社には中国を侵略した当時の指導者も祭られています。このような神社に日本の総理大臣が参拝に行く事が中国から批判されるわけですよね。

日の丸を背負った日本人代表としてはまずは「ごめんなさい」と謝るしかないですよね。

自分には直接関係なくても自分の国民の過去にした残酷な出来事であることは事実なのですから。

ちなみにアメリカも中国と戦争をしましたが中国を侵略したり日本が中国に行ったような残酷な出来事はありませんでした。

日本は欧米に対してはとても素直に受け入れるのにどうして中国に対しては素直に受け入れられないのでしょうか?

中国は文化、芸術、料理など素晴らしい国だと思います。自分は大好きです。中国には日本人の忘れてしまったアジア人のよい感覚や感性がたくさん残っていると思います。

そのような中国の疑問がこの本を読んで少し理解できました。

この記事を書いた人

東 春平代表取締役 / 音響エンジニア
音響と音楽で皆さんの役に立つことを考えています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です