エンジニアは譜面を読める必要があるのか?

譜面の読めないミュージシャンって以外と多いんです。とくにギターやパーカッション系に目立ちますね。

音楽性はその表現力で伝えるものですから譜面が読める読めないはあまり関係の無いことのようです。

ただ譜面の読めない人に聞くとやはり読めた方が都合がよいなどと返事が返ってくる場合もあります。

非音楽制作系のエンジニアは譜面を読める必要はほとんど無いと思います。

では音楽制作系のエンジニアはどうなんでしょうか?

自分の感覚では2000年くらいまではオープンリールのテープレコーダーを使ってレコーディングするのが主流だったように思います。

その頃は譜面や歌詞にテープレコーダーのカウンターの値を書き込んで頭出しを直ぐに出来るようにしていました。

この時代ではまちがいなく譜面が読めないと仕事にならなかったと思います。

その後コンピューターを使って録音をすることが主流になってきても同じような方法でスタジオワークをしている所では譜面が読めなくては仕事にならないと思います。

このような職場ではアシスタントの時期に仕事上必要な知識を学ぶことになると思います。

ですから事前に勉強しておく必要はないと思います。

クラッシック音楽の場合は数百小節におよぶ譜面をもとにやりとりをするので譜面を読める必要はあると思います。

ポップスなどはAメロ、Bメロ、サビといったような単位でやりとりをする事も多いです。

このような場合は譜面が読めなくてもおおざっぱにそのようなところが分かっていればなんとかなるかも知れません。

譜面を読むというのは大きく2つの要素に分けて考えられると思います。

1つ目は音楽を聴きながら譜面上ではどの部分なのか把握できる事です。

2つ目は譜面を見ただけでメロディーやリズムを歌ったり表現できたりする事です。

エンジニア的には1つ目の要素が出来ていれば仕事上困ることはないように思います。

譜面を読むときに意外と重要なのは反復記号やダ・カーポやダル・セーニョといった記号です。

譜面を時間軸で左から右へただなぞるのだけでなく繰り返したりジャンプしたりする記号です。

これを見落とさずにしっかり譜面を読まなくてはたとえ音楽を聴きながらであっても譜面上で今どの部分なのかを見失ってしまいます。

以前バンドをしている時にこのように譜面上で行ったり来たり飛んだりするのを目で追うのが面倒なので単純に左から右に進むだけの譜面を手作りたこともありました(笑)。

仕事ではそんな事していられませんけどね。

最近ではコンピューター画面で音楽波形を目視しながら作業ができるのが当たり前になっています。

譜面にカウンターの値を書き込まなくても波形を見ることで簡単に頭出しできるようになりました。

コンピューター上でAメロやサビの部分をマークすることも出来ます。

ですから昔ながらの譜面ベースのスタジオワーク手法を使っていない場合は譜面が読めなくてもさほど困らないかも知れませんね。

譜面は読めなくても音楽制作系のエンジニアは務まるような気さえしてきます。

次回の記事はバイク系で「練習の取り組みヒント」をお送りする予定です。お楽しみに♪

この記事を書いた人

東 春平代表取締役 / 音響エンジニア
音響と音楽で皆さんの役に立つことを考えています。

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