ヘッドフォンケーブルを交換したら音が良くなる?

ヘッドフォンの種類は大きく分けて密閉型とオープンエアー型とインナーイヤー型に分類できると思います。

最近では耳掛け型やその他ユニークな種類もありますね。自分が仕事で使うヘッドフォンは密閉型のものになります。

ヘッドフォンで音を聞く時は演奏の始まりや終わりが不自然になっていないか、小さなノイズなどが入っていないかを確かめる時です。

演奏の始まる直前には椅子のきしむ音や楽器の擦れる音、指揮者や演奏者の息を吸い込む音などが入ることがあります。

演奏の終わりも椅子のきしみ音や「ブーン」とか「カタッ」という音が入っていることがあります。

このような音は全て削除するのではなく依頼主に音が入っている事を伝えどうするかを話し合います。

このようなノイズのような音をしっかり聞き取って依頼主に伝えることもエンジニアの大切な役割です。演奏中にも「カタッ」という音が入っていることもあります。

音をスピーカで聞いていて少しでも「?」と感じたら「すみませんちょっと確認させてください」と言って作業を中断してヘッドフォンで確認をしたりします。

じつはこの言葉を切り出すのはとても勇気のいることだったりします。とくに若いうちはなかなか切り出せないんですよね。

若い頃は「ん?」と思っていても何も言えず後になって問題になって「先に言っておけば・・・」と後悔することがありました。

このような経験を積んでエンジニアとして成長してゆくのかもしれませんね。

先日自分の使っていたヘッドフォンのケーブルが断線してしまいました。

ヘッドフォンは複数あるので困らないので時間のあるときに修理しようと思いました。

せっかく修理するのだからちょっと良いケーブル(電線)にしてみようと思い付きました。

そこで自分の会社で販売している高純度無酸素銅(Pcocc)ケーブルを使ってみました。

音の違いはあまり期待していなかったのですがやはり変化がありましたね。全体的な印象は綺麗な音になった感じです。中でも残響音の変化が著しいと感じました。

自分がプロオーディオの世界で高純度無酸素銅ケーブルの有用性に気が付いたのが1990年頃になります。

1996年に自社の仕様でケーブルを企画して以来現在まで仕様変更をすることなく一貫して高純度無酸素銅ケーブルを製造し使い続けています。

ケーブルに限ったことではないのですが製品にははやりすたりがあり定期的なサイクルで仕様変更をします。

プロオーディオの世界では製品が定番化すると10年20年30年と使い続けられる傾向があります。

そういう意味では高純度無酸素銅ケーブルは自分の中での定番アイテムになっています。

他社のケーブルを使っていると気に入っていてもそのうち廃盤になってしまうので使い続けることができなくなってしまいます。

そこで自社でケーブル工場に発注することを思い付いたのです。ケーブル工場でもこれだけ長く製造し続けているケーブルは他にないと言われました。

昨夜自分のスタジオで制作した楽曲をたまたまマイスペースでみつけて聴いていました。制作中のスタジオワークの思い出が楽曲とともに蘇り懐かしく感じました。

同じアーティストでも自分のスタジオで制作していないものとは音質に違いがあります。

制作時期もエンジニアも違うので当然なんですが自分のスタジオで制作された音には艶があるのが特徴ですね。

そんなふうに感じました。

この記事を書いた人

東 春平代表取締役 / 音響エンジニア
音響と音楽で皆さんの役に立つことを考えています。

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