ラウドネスメータ

デジタル音源はラウドネスレベルで管理します。

クリップでは、以下のラウドネスミキシングレベルを基準にミックス素材を管理しています。

  • -24dBFs シネマ テーマパーク
  • -20dBFs クラッシック ジャズ
  • -18dBFs ライブ カラオケ
  • -16dBFs 標準ミックス
  • -14dBFs 高音圧ミックス
  • -12dBFs CD 放送 マスタリング
  • -10dBFs 高音圧マスタリング

ダイナミックレンジは目的によって違う

オーディオ信号は、その目的によって異なるダイナミックレンジが要求されます。

映画とテレビ

映画をテレビで鑑賞するとき、セリフが聞き取れる音量にすると、爆発音などが大きくてビックリしたことはありませんか?

映画の音声ダイナミックレンジは、テレビ番組より広くとってあります。これは、映画館で上映されることを目的にミックスされているからなのです。

FM放送

FMラジオのダイナミックレンジは、車で多く聴かれていることを想定して、走行中の車中でも聞き取り易くすることを目的に、ダイナミックレンジが狭くなっています。

アナログとデジタルの表現

本質はデジタルもアナログも同じなのですが、理解を深めるためにそれぞれの表現を説明します。

ダイナミックレンジ

下図のグラフの黄色いところがダイナミックレンジ(Headroom)部分で、左から右に行くほどダイナミックレンジが狭くなります。

アナログの表現

図の左側が、0dB(0VU)を基準にしたグラフです。これは、アナログ信号の接続レベルを合わせるときに、1kHzのサイン波で0dBに合わせるイメージに合っています。

デジタルの表現

図の右側が、デジタルのフルビットを0dB(これ以上レベルの高いデータが無い)基準にしたグラフです。この0dBをアナログの0dBと区別するために0dBFsと表現したりします。

暗騒音

グラフの青い部分は暗騒音(Noise Floor)です。映画館(Cinema)が静かで、車(Car)では暗騒音が大きいことが読み取れると思います。

ラウドネス

グラフの緑色の部分が最適なラウドネス音圧(Prefered Average)で、これを目的に合わせて調整する必要があるわけですね。

右のグラフの赤いラインがラウドネスピークレベルの目安となるわけです。

ラウドネスレベルとは…

人間の聴感の感覚と一致した音の強さ(レベル)です。

ダイナミックレンジ表図は、tc electromic BMC-2の取扱説明書から引用させていただきました。

まとめると

アナログ時代は、左図のように、0dB(0VU)を基準にミックスをして、ピークがどのくらいになるかを調整していました。

デジタル時代は、右図のように、0dBFsからどのくらい下がったところにラウドネスレベルを調整するかということなんです。

どうして音を大きくするのか?

音を大きくするといい結果になる

一部のエンジニアには、音を大きくする(圧縮する)ことにより、いい結果が得られる認識があります。

これは、同じ音質であれば、より大きな音の方が良く聞こえるという人間の聴感の特性による理由もあります。

また依頼者に音を大きくして欲しいと要求される場合もあります。

音を大きくするとダイナミックレンジが狭くなる

ダイナミックレンジの狭いミックスが大きな音になることから限界までレンジを圧縮した音は、奥行きの無い、平坦な印象の音になってしまいます。

それがカラオケ音源であれば、ダイナミックレンジの広いボーカルと混ざりにくくなってしまいます。

圧縮したら戻せない

一度ダイナミックレンジを狭くしたミックスは、ダイナミックレンジの広いミックスに戻せません。

ダイナミックレンジの調整はマスタリングで

ダイナミックレンジの広い[-18dBFs]程度のミックスを作っておいて、目的に合わせてそのミックスのダイナミックレンジを調整して使うのが、お勧めの方法です。これをマスタリングと言っています。

音を大きくしても意味はない

現在は、民生機や放送受信機にもラウドネス検知機構が組み込まれるようになつていますので、ミックスでレンジを圧縮する意味はなくなっています。

昔は、TVのCMになると違和感を感じるほど音量が大きくなったりしましたが、今はそんなことありませんよね。

目的によって作り分ける

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