お客さんについて
音響エンジニアの中でメーカーの研究開発や放送局の音声技師に携わる以外はほとんどが客商売と言っても良いかもしれません。
ちょっと考えてみれば思い付く事なのですが音を何とかして欲しい人がいるからこの商売が成り立つわけなんですよね。
ですから必ずお客さんがいてその人が満足するかどうかが成功のポイントだったりするのです。
とくにスタジオワークの場合は閉ざされた空間で長時間にわたり作業を共にする場合も多くお客さんとの相性のようなものを感じ取りながら仕事を進めたりします。
自分の場合は10年以上関わっているお客さんが多いです。なので面白いお客さんは新規や飛び込みのお客さんに多いですね。
今までに色々なタイプのお客さんと仕事をしてきているので大概のことは大丈夫なんですが後味が悪いタイプが2つだけあります。
1つ目は、経験が浅いのに虚勢を張っている人です。このようなタイプの人はその場はOKを出しておきながら後からクレームを言ってきたりします。
2つ目は、お金払いの悪い人です。自分の場合は会社相手の取引が中心ですから支払いが遅れるといった場合はほとんどありません。
お客さんが会社であっても支払いがされないといった話はよく聞きますので安心はできないですけどね。
お金払いの悪いパターンとして値切りがあります。
値切りが激しいとこちらのテンションも下がりますよね。仕事を始める前に見積書を提出するのですが、
見積段階で散々値切っておいて仕事が完了してからさらに値切ってくるお客さんもいます。
そんな時にいちばん気分が悪い理由がこちらに非が無いのに仕事の結果に納得が行かなかったので安くして欲しいと言う事ですかね。
このような後味の悪いお客さんはほとんど少なく10年に数件くらいですけれどもね。
どんな仕事でも良いことと悪いことがあるのでしょうね。
面白いというか不思議なのは初めて仕事をしたお客さんがその後長い付き合いになるのかどうかが分からない事です。
続くかな?と思っても続かなかったり意外なお客さんが続いたりするのです。
こればかりは本当に読めないというか分かりませんね・・・不思議なものです。
次回の記事はバイク系で「力を抜いたり入れたりするポイントについて」をお送りします。お楽しみに♪