アセらないで走った方が速いかも?
毎回決まった基礎コースでタイムを計測しながら練習しているとタイムが安定してくるものですよね。
それが数ヶ月レベルで安定した状態になるのも珍しくない事です。
もちろん毎回自己ベストタイムを更新する意気込みでタイムアタックしているのですが・・・。
バイクのセッティングやタイヤの状態が激しく変わった場合はもちろん別です。
自分の場合半年くらい自己ベストが更新できないなんてことはざらにあります。長い時には1年くらいもありますね。
年に数回なんですが自己ベストを更新する時があります。
この時どのような気持ちで走っているかと言うと「アセらないで走った・・・」と言う感じなんですね。
この表現は「流して走った・・・」と混同しやすいのですが微妙に違います。
自分の行っている基礎練習で10Mの8の字を10回するというのがあります。
ポンと2回タイムアタックするとだいたい53秒中盤のタイムになります。
これを流して走ると56秒の中盤になります。
このタイム差は56.5÷53.5×100=105.6%になります。流して走るとこんなにタイム差が出るものなんですね。
アセらないで走る感覚とは練習中にひと休みしてポンと本気モードでタイムアタックした時に起こる場合があります。
また数日間連続で練習した最終日の一発目とかにも起こる場合も多いです。
このように自己ベストタイムを更新した走りをした時に速く走れた要因と思われる感覚が本当に速く走るためのものと合っているとその走りは再現性のあるものになります。
要するにまぐれではなく次にもう一度走ってもミスをしなければ同じくらいのタイムになるものです。
こういった現象を自分は「バージョンアップした・・・」と言っています。
バージョンアップするのは日頃からコツコツと練習を積み重ねていてタイム的には同じようなものというか安定した状態がしばらく続いたあとに起こります。
なんとも表現が難しいのですがコツコツと練習を積み重ねていって何かが十分になった時ポンとアセらない走りをした時にバージョンアップ現象が起こるみたいなんですよね。
ですからバージョンアップするのは結局日頃の練習の集大成のようなものかも知れません。
練習を続けていて安定状態にある人はちょっとだけアセらない走りを試みてみるとバージョンアップのきっかけになるかも知れませんね。