エンジニアは空気を読める必要があるのか?

一般的に空気を読むと言うとコミュニケーションの時に相手の顔色やその場の雰囲気を察知する力と言った感じでしょうか?

単純に考えると空気は読めた方が良いような気もしますが自分の知っている限りでは空気を読めないタイプのエンジニアも普通に活躍しています。

ですのでコミュニケーション的な空気を読める必要はあまり重要ではないのかも知れませんね。

自分的にはそれとは別の空気を読む必要はあると思います。

音は空気の粗密状態として波のように伝わっていきます。生音の場合はこの音をマイクで収録するわけです。

人間は声帯で発声し口と体で響かせていますので口が真っ直ぐこちらを向いている場合とそうでない場合では音的に少し違ってきます。

楽器も同じように音を発している部分と響かせている部分があります。

音は高音になるほど直進性が強くなりますのでバイオリンなどの楽器は向きによって音色が大きく変化します。

このような音の空気を読んで最適な場所にマイクをセッテクングするのはエンジニアの大切な役割の1つだと思います。

楽器によってあるていど定番的なマイクセッティング方法があります。

ともすると生音に耳を傾けることなく定番のマイクセッティングをしてよしとしている場合もあるかも知れません。

最近はコンピュータ処理が進んでいますので「あと処理でなんとかする」的な思考もあるのかも知れませんね。

時間に追われる現場などではそんな事をしている余裕がない場合もあると思います。

そんな場合は仕方がないとしても音響エンジニアであれば音の空気を読める必要はあると思いますね。

日常生活でちょっとした音に耳を傾ける意識をするだけでもそういったセンスは磨かれていくように思います。

もちろん音楽を聴くのも良いことだと思います。

CDなどは完成された完璧な音になっています。実際の現場の生音とはギャップが大きいと思います。

そういったギャップは音楽制作に関われば経験することができますから無理に勉強する必要も無いと思います。

それよりも日頃から音の空気を読むセンスを磨いておく事が大切かも知れませんね。

次回の記事はバイク系で「賢い試行錯誤のヒント」をお送りする予定です。お楽しみに♪

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