シャルウィーダンスと大会の関係

昨日ケーブルテレビの邦画チャンネルでシャルウィーダンスを偶然みました。

1999年クリスマス前から2000年1月下旬までの1ヶ月間飛鳥という客船で旅行をしたことがあります。

このときに社交ダンスをすると聞いて出発前に少しだけ練習したことがあります。

その時以来社交ダンスはしていませんので懐かしく思いながらなんとなく最後まで見てしまいました。

この映画の物語は主役の役所広司さん演ずる杉山さんが通勤途中のホームでみかけるダンス教室の窓からもの寂しそうに外をみつめる舞さん演ずる草刈民代さんに魅せられ家族に内緒でそのタンス教室に通いはじめるところがらはじまります。

ある日ダンス教室の帰りにお目当ての舞さんを食事に誘いました。しかしあっさり断られてしまいました。そして別れ際に「もし私が目当てでダンス教室に来ているのならそういうの困るんです」と図星の厳しい言葉をいわれます。

これがきっかけとなり杉山さんは本気でダンスに取り組みはじめます。ダンス教室の無い日も会社帰りの夜の公園でステップの練習をします。

そうこうしているうちにアマチュアダンス大会に参加してみないかとダンス教室で教わっているたま子先生に勧められます。

自分が大会に出るなど考えてもいなかった杉山さんはむりだと言いましたがたま子先生に「大会まであと3ヶ月、週3日2時間ちょうだい、なんとかなるわ」と言われ引き受けることになります。

そしてたまこ先生のもとで猛練習の日々が始まりました。練習の途中たま子先生は舞さんにも協力をお願いします。舞さんはイギリスの世界大会でセミファイナルまで残った実力者でした。舞さんは踊りの練習だけでなく大会の攻略ノウハウをホワイトボートに書いて説明します。

そして大会の日がやってきました・・・

といった感じなんですがこの映画は船旅にいく前に見ているのですが今回見てもの凄く違う印象を受けました。

8年前と映画は変わっていないのですからそれを見て違う印象を受ける自分は思た以上に気持が変化しているようです。

今回いちばん感動したのは大会に向けて週3日2時間の練習をするところです。

この映画を見たときは30代の中盤でしたから妻子を持って住宅ローンを返している中年のサラリーマンが週3日2時間の練習時間を作ることの大変さが分かりませんでした。

自分も二輪ジムカーナ大会に参加していますので日常生活の中から練習時間を作る大変さはよく分かります。

また大会で良い結果を求めるためには自分の事を中心に物事を考えがちになりますがイギリス大会で失敗をした舞さんが杉山さんたちの大会の練習を教えているうちに自分の身勝手な気持と相手を思いやる気持の大切さを見失っていたことに気が付いたりします。

原作者の伝えたいことは他にも沢山あるのでしょうが今の自分はこんなふうに感じました。

二輪ジムカーナ大会のシリーズ戦に毎回参戦しているとバイクライフのほとんどが大会のために練習する日々になります。

天気が悪くても体調や気分が悪くても他に悩み事があっても大会に参加したり練習をします。ときどき何でこんな事しているのだろう?と思うこともあります。

そんな気持のときにこのような映画をみると励まされるでしょうね。

人間って不思議な生き物だと思います。

この映画はその後アメリカでも映画化されましたよね。たしか主演はリチャード・ギアとジェニファー・ロペスだったと思います。アメリカンテイストの明るくてユーモアーの効いた作品になっていたような印象があります。

実はジェニファー・ロペスも好きだったりするのでアメリカ版シャルウィーダンスももういちど見てみようと思います。

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