スタジオ設計・施工の資料整理
音響エンジニアと聞くとどんな仕事を思い浮かべますか?じつはこの表現はじつに多くの仕事が含まれていると思います。
レコーディングエンジニア※
マスタリングエンジニア※
メンテナンスエンジニア※
放送局の音声担当※
ビデオ撮影の音声担当※
MAミキサー(テレビやビデオの音声をスタジオで仕上げる)※
電気メーカーの音響エンジニア※
スタジオ設計など建築関係の音響エンジニア※
コンサートやイベントのPAオペレーター
コンサートホールの音響担当
ライブハウスの音響担当
輸入代理店の音響エンジニア
ざっと思い浮かぶものを上げてみました。まだ他にもあるかな?以前音楽配信の仕事をお手伝いしたことがあります。こういった音楽配信の分野でも音響エンジニアに相当する仕事はあるかもしれませんね。
わたしの守備範囲は※印の付いているものです。一般的には会社に入って働いていればその会社によって仕事が決まりますのでそんなに多くの種類の音響エンジニアを経験する機会はありません。
しかし独立すると良い意味で「なんでもアリ」になります。仕事のオファーがあれば、できることなら何でもやってきました。
その中でスタジオ設計・施工の仕事があります。だいたい年間4件名くらいのスタジオ設計・施工をさせていただいています。具体的な設計や施工はパートナーの会社が行いますのでわたしの役割はコーディネイターと言ったとこでしょう。
最近はプライベートスタジオの相談や個人の方が音楽鑑賞のためのスタジオといった相談が多くなりましね。今日はつい最近完成した澤口 和彦さんのスタジオ設計・施工の資料を整理しました。
澤口さんはアニメやドラマの作曲をされています。ピアノを使って深夜音を気にすることなく作曲したいとの要望で相談を受けました。当初地元の工務店を通して防音部屋を作りたいと打合せをしたそうですがやはり専門業者に相談したほうが良いのではと不安になったそうです。
パーソナルスタジオハンドブックに掲載されている設計・施工会社一覧の中から当社を選ばれて相談にこられたのがきっかけです。
ちょうど写真を整理していて施工前と施工後の写真がありますので掲載します。
施工前
6畳の和室ととなりの6畳の洋室をスタジオスペースに改修しました。
反対側
これで深夜でも遠慮無くピアノが弾けます。