ステレオから5.1チャンネル作成

先日普通のステレオ音源の楽曲を映画用の5.1チャンネルサラウンドにする作業をしました。

このスタジオは設計をした1999年から5.1チャンネルサラウンドに対応した設計をしていました。

5.1チャンネルサラウンドミックスを作る場合、通常はそれぞれの楽器のパートごとに収録されたマルチトラック音源から作るのですが、今回のように2チャンネルステレオ音源から5.1チャンネルサラウンド音源を作ることもできます。

2チャンネル音源を元にセンターチャンネルとサラウンドチャンネル、サブウーハーチャンネルを作り出すのです。

元にする音源が2チャンネルステレオですから極端なミックスは作れないのですが、それでも臨場感タップリのミックスを作ることはできます。

一間簡単そうな作業ですが、経験が物を言う作業だと思います。

映画のDVDなどではもう当たり前のように5.1チャンネルサラウンド音声が入っていますが音楽物はまだ少ないですよね。

音楽は臨場感を楽しむよりいつでもどこでも一緒に持ち歩いて聞ける携帯プレーヤーの方が一般受けしているようですね。

サラウンドで鑑賞する音楽も凄くいいんですけどね・・・

2011年から地上波デジタル放送が本格的に始まると5.1チャンネルサラウンド放送もプログラムにはあります。

もちろん現在でもサラウンド放送は始まっています。野球中継や相撲中継、意外と面白いのは競馬の中継でした。音楽物は紅白歌合戦とかですね。まだまだ少ないです。

これからは音楽物なんかも5.1チャンネルサラウンド放送が増えてくるでしょうから一般の人にもサラウンドで鑑賞する音楽の良さが伝わると嬉しいですね。

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