ターンとコーナリングの違い
前回の記事で回転は普通にコーナを曲がる場合と同じと書きましたがこれに付いてもう少し深く考えてみました。
すみません、なんだかどんどんマニュアックな話しになっている感じがしますが・・・
一般ライダーの方も少しでも参考になるように分かりやすく書いてみますので最後まで読んでみてください
ターンとコーナリングと言う言葉を聞くと何をイメージしますか?
どちらも曲がることを意味する言葉に変わりはないのですが自分のライテクの視点から考えるとこの2つには大きな違いがあります。
これは自分が勝手に考えた法則なのですが
ターン
180度以上の旋回でバイクの向きが変わるのを待って立ち上がる。ハンドルは必ずロックするまで切ったほうが早い。バンクより小回りを優先する。
コーナーリング
180度以下の旋回で深いバンク角を長く持続たまま立ち上がる。バイクの向きが変わるのを待つことなく少しでも早くアクセルを開け始めたほうが早い。小回りよりバンクを優先する。
といった感じです。この2つのいちばん大きな違いは「向きが変わるのを待って立ち上がる」ことから
とにかく小回りを優先するターン
か「少しでも早くアクセルを開け始める」ように
寝かしながらアクセルを開けていくコーナリング
の違いになります。
自分的にはこの2つのライテクはもの凄く違っていてコースを走る際に必ずとちらの方法で走るか考えていました。
広いアスファルトにパイロンで作ったセクションではラインを規制するものがほとんどなく自由に走れるのでターンとコーナリングのどちらでも走ることができます。
自分が一番気をつけているのはターンで走るべき所をコーナリングで走ってしまわないようにすることです。
大会でコーナリングばかりで走りきると攻めた充実感はあるのですが結果に結びつかない場合が多かったです。
180度の旋回はどちらにするか悩むところですが前後のセクションを考慮してその都度良いと思う方にしています。
もちろん練習も別々に行っています。ちなみに8の字や回転はターンのテクニックになります。
実は今の自分はこの2つの違いを意識することなく無意識に走りきってしまうのでこの事をすっかり忘れていました。
始めてオートバイを走らすときに覚えなくてはならないのが発進の時のクラッチワークです。
右手でアクセルを開けて左手でクラッチをじょじょに離しでゆき・・・
のように一生懸命意識して発進しないとエンストしてしまったのではないでしょうか?
ところがバイクに乗り続けているとすっかり無意識に発進できるようになっているはすです。
ターンとコーナリングも同じようなものかも知れませんね。自分のように考えなくても練習しているうちに出来ているライダーもいることでしょう。
でも誰かの役に立つかも知れないと思い記事にしてみました。どうでしたか?
一般道ではヘアピンカーブがターンのような感覚ですよね。一般的にヘアピンカーブは苦手と言う人が多いですが、ジムカーナライダーは得意なライダーが多いのではないでしょうか?
ジムカーナライダーの苦手なのは回転ですよね?ここで法則のようなものに気がつきましたよ!
一般的には低速でRのキツイセクションを苦手とする人が多いと言うことですね♪ヘアピンとかUターンとか回転とか。
おそらくごまかしが効かなくて勢いで走りきることができないからなんでしょうね。
逆の発想をするとそんな一般的に苦手とされているセクションの技術を高めると簡単にその他の多くのライダーに差を付けられると言うことじゃないですか?