デジタルとアナログの違い
自分は29才~31才の頃大手企業に勤めていましたが新人さんが職場にくると技術研修で必ずデジタルとアナログの話をていました。
最近はどうなんでしょうね?もうすっかりデジタルが定着してきた感じがしますよね。
デジタルを簡単にいうと電気信号をデータ化してしまうこと・・・といった感じになると思います。
データ化するメリットは伝送ロスを少なくできる事や再現性が高いというか一度データ化した物はほとんど変化しないといったところでしょうか?
CDが発表された1980年代はよくデジタルとアナログのどちらが音が良いのか?みたいな論議が活発にされていたのを思い出します。
アナログを簡単にいうと電気信号そのものが情報であるといった感じでしょうか?
音楽ソフトで例えるとレコードがアナログでCDがデジタルになります。
レコード盤には音楽信号そのものが溝に彫ってあります。CDは音楽信号をデータ化したものが記録されています。
iPodや携帯電話で使われているAACやMP3といった形式も全てデジタルになります。
また時計に例えると分かりやすいかもしれません。アナログ時計はいわゆる長針と短針があってぐるぐる回りながら時間を示す時計。デジタル時計は[8:59]のように数字で時間を示す時計といった感じです。
最近ではぐるぐる回る時計も中身はデジタルになっていたりしますけどね・・・。
この時計の違いはデジタルとアナログの違いを理解する良い例えになります。
アナログ時計は時間とともに針がジワジワと連続的に動いていきます。デジタル時計は分や秒といった最小単位を刻むように表示します。
連続的に動くアナログに対して最小単位を刻むデジタル・・・なんですね。
例えば最小単位が分のデジタル時計では1分の次にいきなり2分になります。アナログ時計では1分を指している場所からジワジワと連続的に2分の位置にむかって動いていきますよね。
このデジタルの最小単位が細かくなればなるほとアナログに近い動きを再現できます。
たとえばデジタル時計の最小単位を秒にすると1分と2分の間を60段階に細かく刻むことがきますよね。
このように細かく動けばアナログ時計と同じような動きも可能になってきます。
デジタルでは時間を細かく区切ってデータ化していくのですがこのようなことを量子化するとか言ったりします。
音楽の場合はサンプリングレートと言います。音楽CDではサンプリングレート44.1kHzが規格として定められています。
これは1秒間を44100回に区切ってデータ化しているということになります。
人間の可聴周波数は20Hz~20000Hzと言われていますからこのおよそ2倍のサンプリングで44100回しておけば実用上問題ないと考えられた規格です。
DVD Audioの規格では48kHz,96kHz,192kHzのサンプリングレートまで規格化されています。もっと細かくサンプリングするわけですね。
ちなみにAACやMP3に出てくるビットレート[128kbps]などというのはリアルタイムで音を再生するための回線スピードになります。
こちらも数値が大きくなるほど情報量が多くなり品質も高くなります。非圧縮のCDのビットレートは1411kbpsになります。
これはインターネット回線で1.4M以上の回線スピードを持っていればリアルタイムで視聴できると言うことになりますね。
ブロードバンド環境であればほとんど問題ないと思いますが・・・そう考えると凄い時代になっているなぁ・・・なんてふっと思いました(笑)。
次回の記事はバイク系で「日々練習していて気が付く面白い事」をお送りします。お楽しみに♪