ライテクの教え方に付いて
【対象:(ノービス→C1級)】
練習会に参加すると経験の多いライダーが友人・知人にライテクを教えている姿を目にすることがあります。
とても微笑ましい風景だと思います。個人的にはとても好きですし思わず聞き耳を立ててしまったりします。
自分はライディングテクニックをあまり教えないのですが教える時にはとても大切にしていることがあります。
それは「相手を変えようとしないこと」です。
人間は基本的に人から言われて変わるのに抵抗する性質があると思います。
自分の方から「変わりたい」という強い意志があった時に変わるものだと思います。
このような性質には個人差があると思いますが自分はそういうタイプです。
口先では上手くなりたいと言いながら努力をしない人をたくさん見てきました。
趣味の取り組みですから全然OKですがそういう人に限ってあれこれと議論好きだったりします。
自分の方から「変わりたい」という強い意志がある人は、教えなくても勝手にどんどん上手くなっていくものだったりします。
そのような人はワンポイントのアドバイスをするだけで信じられないくらい結果に結びつくこともあります。
そんな事があるとめったにあるものではないのでとても良い思い出になります。
しかしそこで勘違いしてはいけないのはアドバイスのおかげで上手くなったのではないということです。
アドバイスをした人の変わりたいという強い意志の役に少しだけ立っただけではないでしょうか。
全ては変わりたいと思う人の行動が成功したからのことだと思います。
子供は覚えるのが早いと言いますがこれは子供の変わりたいという気持ちが強いせいもあると思います。
このような事を考えるとライディングテクニックは教えるものではなく「変わりたいと思わせる」ことのような気がしてきますね。
このブログのライテク記事も教えるものではなく変わりたいと思っている人の役に立てば幸いと思っています。
そして二輪ジムカーナ競技の社会的認知の役に少しでも立てれば幸いと思っています。
なぜそんなふうに思うのか考えてみると自分は二輪ジムカーナ競技に取り組むことによってたくさんの事を学び人生の役に立ってきました。
その範囲は仕事や人間関係や恋愛や夫婦関係や子供の教育にまでおよびます。
現在もたくさんの人からヒントや励ましを頂き本当に嬉しく思っています。
自分の人生にこんなに役に立った二輪ジムカーナ競技に恩返しをしたいと思うのが正直な気持ちですね。