仕事と趣味と達成感
学生時代に考えていたことが社会人になって経験を積むと変わることがあります。その中で今回は仕事と趣味の関係について考えてみたいと思います。
学生時代に考えていた仕事と趣味の違いはお金を稼ぐための仕事に対してお金を稼がずに好きなことをするのが趣味と考えていました。
学生時代には学業と趣味といった関係になり社会人になると職業と趣味といった関係のイメージを持っていました。
この考え方が間違っていると思う人は少ないと思います。
ところが趣味でも複数の人と関わるような場合は仕事と同じようなやりとりを必要とすることを経験とともに感じるようになりました。
読書や音楽鑑賞といった一人で完結するような趣味の場合は別ですが。しかしこのような趣味でも同じ趣味の仲間でサークルを作って活動すると仕事と同じようなやりとりを必要とするのではないでしょうか?
お金を稼ぐことを目的としていない場合でも他人と関わりながら進めることは仕事と同じようなやりとりをすると思います。
自分の関わっている音楽や音響の業界では仕事が趣味と言う人は多いです。外国人はよく仕事のことをLifeと言います。
この言葉の意味は正確には分かりませんがおそらく生活や暮らしの一部ということなのでしょうか?
学生時代に仕事が趣味と聞くと仕事を無責任に考えているようで好きではありませんでした。
しかし生活や暮らしの一部という観点から考えると仕事も趣味も同じようなものに思えてきます。
学生時代に他人と関わりながら目的を達成する仕事のような作業をたくさん経験すると将来仕事に役に立つかも知れませんね。
一人で完結する仕事は自分の考える限り存在しません。仕事は必ず他人と関わりながら経済活動をするもののように思います。
このような関係を相互依存と表現することもできると思います。目的を達成するためにお互いを求め合う気持ちのようなものです。
恋愛も相互依存の関係が成立したときに両思いの関係になると言えるのではないでしょうか?
よく自分は仕事の人間関係を恋愛にたとえて話すことがあります。しかし人によってはそのような考えは甘いと言う人もいます。
そのような人はたいがい一匹狼タイプの人が多いのですがこの因果関係については別の機会に考えることにします。
ちょっとそれますが音楽や映画で愛をテーマにした作品が多いと思いますがこの理由を考えたことがありますか?おそらく多くの人が心の奥で求めているからかもしれませんね。
学業であれ仕事であれ趣味であれその行為をおこなう過程で人から感謝されたり評価されたりすると喜びや達成感を感じるものではないでしょうか?もっというと愛されたりとか・・・。
この喜びや達成感が原動力になりそのことを持続したり次の目的にチャレンジしたりできるのではないでしょうか?
そう考えると学業や仕事や趣味を区別することに大きな意味はなく思えてきます。
生活や暮らしは喜びや達成感や愛を求めて何かに取り組むという考え方もできると思います。
このような考え方は学生時代でも理解はできると思います。しかしなかなか実感はできないのではないでしょうか。自分はそうでした。