仕事をしていてイヤだなぁと思う瞬間
仕事をしていてイヤだなぁと思う瞬間はお金のことで不本意な思いをした的ですね。
好きな仕事とはいえ慈善事業では成り立たないので利益を意識して仕事をしています。
ケーブルや機材の販売などは販売価格や割引率など最初からはっきりしているので不本意な思いをすることはありません。
レコーディング技術費だったりシステム設計費というのはノウハウ料も付加価値としてありますので適正な価格の価値観に幅があったりします。
仕事を始める前にお金のことをはっきりさせている場合はまず問題ないのですがお金のことをはっきりさせないまま仕事を始めるとイヤな思いをすることがあります。
お金のことをはっきりさせてから仕事に着手すればいいのでしょうが、仕事を始めてみないと分からない事があるのですよね。
ビジネスの場では当たり前の事かも知れませんが言いにくいことを最初に話し合っておくのが大切なことなんですよね。きっと。
また逆にこちらが発注側でお金のことをはっきりさせようとしても「やってみなければ分からない」的な曖昧な答えで仕事をスタートして終わってみたら予想以上の請求書にピックリすることもあります。
お金のことをはっきりさせない仕事でこちらが精一杯サービスしたつもりなのに相手の提示してきた金額が思いの外低かったりするとガッカリします。
不透明な仕事量の場合はどうしても多めの費用を見込んでおかなければならないのです。見込みの難しい仕事でお金のことをはっきりさせようとするとどうしても費用が高くなってしまうのです。
また見積を少しでも安くしたいと美味しいことを行ってくる場合もあります。
「この仕事をきっかけに継続的に取引をしたい」
「今回は我慢してもらって次回の仕事でお返ししたい」
継続的な仕事の場合はスポットの仕事よりも価格を安くする場合があるのです。
しかしこのような口約束が守られることはほとんどありませんでした(笑)。
ちょっと話がそれますが、開業したばかりの同業者で仕事を獲得するためにもの凄く安い金額で仕事を受ける人がいます。
しかし一度安い金額でした仕事相手とはその後適正な金額で仕事をすることはまずできないと思いますので結局自分の首を絞めているようなものになります。
ノウハウビジネスですから安売りは百害あって一利なしだと思います。
欧米に比べて日本ではノウハウの付加価値がなかなか認められない風土があるように感じます。
レコーディングエンジニアも立派なノウハウビジネスだと思うのですが・・・