他人の走りを見て学習してますか?
昨日埼玉県桶川で開催されたDUNLOP・月刊オートバイカップ ジムカーナ大会 第3戦に参加しました。
その会場で二輪人(もとびと)から販売されているDVDを購入しました。今回はこのDVDを見て感じたことをテーマに記事を書きます。
このDVDは2005年DUNLOP・月刊オートバイカップ ジムカーナ大会 第1戦から1大会ごとに1枚のDVDとしまとめられ大会会場で販売されています。
今回購入したのは5月28日に開催された第2戦を収録したDVDです。
今年から新しくテクニック講座が本編とは別に収録されています。前回が「Uターン編」で今回は「積極的なコントロール」というテーマです。
自分もジムカーナで学んだオートバイを乗りこなすテクニックを一般ライダーの方に少しでも役に立てば嬉しいといった思いから記事を書いています。
実際に記事を書き始めると思っていた以上に文章で表現する難しさを感じました。
逆の言い方をすると文章で表現する味のようなものもあるのかもしれませんね。
しかしこの「積極的なコントロール」をテーマにした映像を見て文章では伝えられない多くの事を伝える力を激しく感じました。
思い返せば自分のライテク向上のほとんどは他人の走りを見ることによって学習してきたことに今頃になって気が付きました。
それなのになぜか記憶に残っているのは人から教えてもらって効果のあったことや印象に残る言葉だったりするのです。
でもよく考えてみるとそれはわずかなことでほとんどが人の走りを見たり自分自身で考えたりして学習しているのです。
人は生まれてから身近にいる人を見て学習して成長してきたことをつい忘れてしまうようです。
大人になると物事をよく見なくても頭で考えて理屈や言葉から答えを探そうとするようです。
でも始まりはなんでも見よう見まねだったりしませんか?
実は人の走りを注意深く見るだけでも信じられないくらいたくさんのことを学習することができるのです。
余談ですがこの記事を書いていて急に思い出しました。小学校の美術の時間で絵を書く授業のときに先生に
「この部分、想像で書かないで・・・ほら、影がこうなっているでしょっ・・・もっと実物をよく見て書いてみて」
って言われたことがあります。ぼくは子供ながらに「なるほど」って思いました。
自分は偶然クリエイティブの技術的な仕事に就いていますが仕事に関わる人で優秀な人ほど物の観察力が鋭いんです。
頭で理屈を考えた意見ではなく物事をするどく観察して感じたことで意見を言って来るので説得力が凄いんです。
話しをバイクに戻しましょう。もちろん自分達で家庭用ビデオカメラで撮影して見たりすることもしています。
しかし市販DVDのようにプロが取ったアップ映像の情報量は凄いですね。
また自分達では撮らないライダーの走りも収録されていますがそんなライダーの走りから新しい発見をしたりすることもあります。
一般的には自分より上手いライダーの走りを見て研究すると思うのですが実はその逆の方にも想像以上の気付きがあったりします。
たくさん見て「もういいや」と思った映像でもまた後から見ると新しい何かに気が付いたりします。
大会映像とは別にA級ライダーの解説と講座のようすを収録した「テクニック講座」が今年のDVDの目玉企画のようです。
また昨年から好評のタイムアタック中の4人のライダーの走りを4画面で比較しながら解説する映像もあります。
このブログを読んでいる方はすでにこのDVDをご存じの方も多いかと思いますけどね。
このような映像を見ても違いがよく分からないといった時はポイントを決めて何回もくり返し見るとよいと思います。
もちろんジムカーナをしないライダーにとってもライテクのヒントをたくさんつかむことができると思います。
自分の書く記事はそんなリアルな映像にはかないませんが文章で伝える「味」のようなものを大切にしてこれからも記事を書いて行きたいと思います。
大会会場で何人かの人に自分のブログを読んでいると声を掛けていただきました。ありがとうございます。
最初はこのようなオートバイのライテク系の記事を書くつもりはまったくありませんでした。
特にジムカーナ大会に参戦しているライダーに向けてなどは皆さんそれぞれに大変な努力をされているのですから恐れ多くて書けてた物ではありません。
でも今このように記事を書いているのですからね。どうしてこうなっちゃったんでしょうね?不思議なものです。
だれか止めてくれたらすぐやめるんですけどね。引っ込みが付かなくなってきました(笑)