効果的な練習の考え
オートバイの運転を上手くなりたいと思っている人たちに役に立つ練習について考えた見たいと思います。
これは自分が二輪ジムカーナ競技に取り組んで学んだ経験を元にした自分の練習哲学のようなものを基礎としてオートバイの運転を上手くなりたいと思っている全ての人に通じる視点から考えてみます。
練習には講習会やスクールなど人から教わる練習と人から教わらず自分でものにする練習の2つのパターンが考えられます。
自分は人から教わる練習の経験が少なくあまり多くを語れないのですが、教わったことをバカみたいに必死になって取り組む人が結果的に技術をものにしているような気がします。
色々な人から教わっていいところを取り入れるといった考え方の人は一見賢こそうなんですがなかなか技術をものに出来ない人が多いようです。
練習は量より質が物を言います。しかし質の高い練習をするためには実績やノウハウのあるライダーの元でもないかぎり相当に難しいことなので、一般的には量を取る方が速く結果が出ると思います。
自分でものにする練習に付いてはさらに練習のための練習と目的のための練習の2パターンが考えられます。
練習のための練習とは練習そのものを上手くできるように努力することです。たとえば片手運転や中腰で8の時やコーススラローム走行をしたりすることを上手くなるように努力することや、単純な8の字をひたすら速く走る努力をするといったことです。
これらの練習は大会や試験などの課題と直接関係のない場合であっても車両感覚を掴んだり高めたりするのに効果があります。
目的のための練習とはそのものズバリ大会や試験などの課題と同じ実践的な練習をする方法です。例えば大会と同じようなタイムアタックコースを作って練習したり、スタートやゴールといった実戦と同じ条件を作り練習することです。
さらに自分が大切だと思っている練習は、本番やタイムアタックのプレッシャーの中で「冷静に必死」になって走る練習です。
これは練習では良い結果が出ていても大会では結果に結び付かないといった場合に効果的な練習方法だと思います。
要はメンタルも練習に取り入れるのです。
そして限られた練習時間を有効に生かすためには自分に足りない技術的なことを見つけてその技術を身につける練習方法を考えて実践することが上達への近道だと思います。
もし自分に足りないことが分からない場合は自分のことをよく知っている上手いライダーに相談してみるのも方法だと思います。
今ここまでの文章を読み返しましたがずいぶん説明しきれていない感じがします。しかし自分の思いの全てを一回の記事で表現するのは時間もかかるし難しいのでまた折に触れて記事にしたいと思います。
おそらく他にもプラスアルファーの考え方が沢山あるはずです。是非ご自身でお考えになって実践してみてください。
皆さまのご健闘をお祈りいたします。