和太鼓レコーディング

普段はポピュラーミュージックやクラッシックなどのレコーディングが主なので和太鼓をレコーディングする機会はめったにありません。たまたま縁有って和太鼓を2日間12曲レコーディングすることになりました。

IMG_2639

生楽器を録る方法は、基本的には同じなのでそう戸惑うことはありません。今回の楽器編成とマイクアレンジは以下のとおり。

Top BK4006×2
Top BK4007×2
桶胴21 SENNHEISER MD421
吊桶 SHURE SM57
桶胴19 SENNHEISER MD421
桶胴17 SENNHEISER MD421
締+うちわ NEUMANN KM84
宮胴表NEUMANN KM84
宮胴裏 AKG C414

太鼓のバランスは演奏時に基本的に取れているものなのでクラッシックレコーディングの場合と同様にTopのBK4本を基本としました。そして近接マイクを補助マイクとしてHA(ヘッドアンプ)のバランスを決めました。

BK4006はヘッドを黒いカバーにして暖かい音を狙います。BK4007は超高域まで伸びた特性でリアルな音を狙います。この4本のマイクをMIXして音作りをします。

Topのマイクは2本でステレオ収録するのが一般的だと思います。私は今回のようにTopに4本から5本のマイクを使うことが良くあります。一見ムダのように思われますがこれが実に臨場感のある音作りすることができるのです。

今回は一日に何曲も録るのでPro Toolsのフェーダーはユニティ(基準レベル)でヘッドアンプ側でバランスを上手く取るのがキモです。

こうしておくと次の曲に移るときにPro Toolsのセットアップが単純になります。そして素早く次の曲の準備ができるのです。

録音は順調に進み2日間で12曲プラス1曲の合計13曲レコーディングすることができました。

今回のレコーディングを通して太鼓の音を聞いた自分は日本人であることを実感しました。また太鼓奏者のAjoさんもカッコ良かったですね

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください