寝てる間に上手くなるのか?
人間は脳によって考え行動していますよね。脳の事はまだまだ解らない事がたくさんあるようです。
自分は小学校の頃と20代の前半にピアノをしていました。小学校の頃はいやいやだったのですが20代の頃は趣味としてとても多くの時間ピアノに向き合っていました。
ビアノは両手を使うのですが右手と左手をバラバラに動かさなければなりません。
これが結構難しいというか苦労するのです。練習は毎日朝と夜にしていました。多い時で1日の合計で8時間くらい練習することも珍しくありませんでした。
週2回音大の先生とプロの先生に習っていました。課題は簡単なものもあれば難しいものもありました。
難しいものはなかなか両手でリズムに乗ってスムーズに弾けるようになりませんでした。
練習を続けていると今までできなかったことが急に楽にできるようになる日が訪れます。
急にできるようになるのは練習の途中ではなくある日突然なのです。
昨日まで何度やってもできなかったことが翌日急に楽にできるようになるのです。自分でも信じられないくらいにです。
この感覚は本当に不思議です。先生に話すと「寝ている間に上手くなるんだよ」と言われたことを覚えています。
これは課題や悩み事を毎日考えているとある日急に解決のアイディアーをひらめくことにも似ていると思います。
私たち人間はこのような能力を持っているようですね。
これはオートバイのライディングテクニックにも当てはまると思います。
練習を続けているとある日急にステッアップするのです。これはめったにあることではないので本当に嬉しいことだと思います。
自分がよく考えていることはその日のうちには急にステッアップしないということです。
そしてステッアップは次の練習の時にやってくるかも知れないということです。そのために今の練習の機会があるわけです。
だから今の結果が悪くても納得がいかなくても落ち込んだり嫌な気分にならないということです。他人に絡むなんてもってのほかだと思います。
ちなみに自分の場合は大会も練習の延長線上にあります。
よくトラウマだとか言って過去の失敗や結果を引きずっているようなことを言う人が言います。
この気持ちは自分にもありますので分かります。しかし過去のことです。
時は刻々と刻まれてゆき寝ている間に上手くなっているはずですよね。
次に訪れるステッアップの日を楽しみに過ごすのも悪くないと思います。
写真は2004年熊谷で行われていたDUNLOP杯のものです。この頃はC2クラスでした。バイクもウェアーも今とほとんど変わらないです。
ライディングテクニックも基本的にはあまり変わっていないような気がするのですけどね。