数字で考える二輪ジムカーナ競技
二輪ジムカーナ競技に興味を持つと大会に参戦してみようと考えると思います。
大会に参戦してみると上手い人がたくさんいて自分も上手くなりたいと思ったりするかも知れません。
上手くなるためには練習会などに参加して二輪ジムカーナ競技のスキルをアップして行くしかありませんよね。
ではいったいどれくらい練習をしたら上手くなれるのでしょうか?難易度といった視点から考えてみます。
関東で開催されているDUNLOP・月刊オートバイカップ!ジムカーナ大会は1992年から開催されています。
この大会の現在までの参加者人数を手計算ですがしてみましたところ1992年から2007年の第5戦までの16年間の累計が12162人になりました。
年間平均参加者は760人ということになりますね。
これに対してJAGE認定リストから昇格者人数と比率を求めてみました。
年間昇格者 | 認定者比率 | ||
A級 | 49名 | 3.01名 | 6.13% |
B級 | 107名 | 6.69名 | 13.39% |
C1級 | 285名 | 17.81名 | 35.67% |
C2級 | 358名 | 22.38名 | 44.81% |
合計 | 799名 | 49.94名 | 100% |
※2008年1月1日現在
となりました。認定大会は他にも開催されていますのでDUNLOP杯だけで認定された訳ではありませんが・・・。
また認定者の中にはすでに現役でない選手も含まれています。
この数字を見て分かることはC1級とB級の間は少しハードルが高いこととC2級とC1級の間はそれほどハードルが高くないといったことろでしょうか?
それではどのくらいの期間をかけて昇格しているのでしょうか?時間的な視点から考えてみます。
例えば2007年度A級認定をされた高瀬 直美選手は2002年の最終選が初参戦とのことですから5年でA級昇格をされたことになります。
2007年度DUNLOP杯新チャンピオンを獲得した冨永 崇史選手はデビューが1998年12月。1999年5月C1級昇格。2002年10月B級昇格。2003年10月A級昇格。2007年2月MJ杯チャンピオン獲得。2007年10月DUNLOP杯チャンピオン獲得。といった感じです。
自分の場合は過去に経験があってC2級で2003年2月からシリーズ参戦を始めて2003年10月にC1級昇格。2007年9月B級昇格となりました。
実は自分はシリーズ参戦を決めた時にこのような考察をして5年間でA級昇格を目指しました。
残念ながら努力が足りなくてB級までしか昇格できませんでしたが・・・。
自分がB級昇格までに参戦した大会数は38大会。冨永選手がA級昇格したのが36大会目になります。
スキルアップのペースは人それぞれですがおおよそ5年くらい継続しているとある程度のレベルには到達できそうですね。
3年くらいだとちょっと時間不足のような感じがします。ちなみに2007年DUNLOP杯第5戦の参加者と3年前の2004年DUNLOP杯第5戦の参加者の中から同じ人を調べてみました。
2004年第5戦 | 2007年第5戦 | 昇格者 | |
参加者 | 131人 | 215人 | |
A級 | 9人 | 15人 | 6人 |
B級 | 17人 | 15人 | 3人 |
C1級 | 6人 | 7人 | 4人 |
C2級 | 5人 | 6人 | 5人 |
N級 | 7人 | 1人 | |
合計 | 44人 | 44人 | 18人 |
この3年間の期間で見るとN級からC1級に上がった人とC2級からB級に上がったケースが一番上達著しいパターンでした。
ほとんどの人は現状維持か1階級アップになっています。3年間継続者の昇格率は40.91%になります。
また別の見方をすると2004年の131人の参加者のうち3年間継続していたのは44人であると言うことですね。
この数字をどう読むか・・・それはあなた次第です。
1大会だけで比較していますので継続していてもたまたま参加していなかった選手もいることと思いますが目安としては参考になるのではないでしょうか。
楽しみとして二輪ジムカーナ競技に参戦するのならばこのようなことは気にしなくてもいいと思います。
目標を決めて上を目指していく人には少し参考になったのではないでしょうか?。
場当たり的に参戦していてもなかなか上位に食い込むのは難しいことと思いますので頑張ってください。
次回の記事は仕事系で「この仕事を続けていた時の10年後の自分」をお送りします。お楽しみに♪