楽曲から感じるプロ意識
普段なにげなくCDを聞いていると「この音どうやって作っているのかな?」と考えることがよくあります。
この感覚は料理を食べた時にその作り方を想像するのに似ているかも知れません。
大概のものは想像できるのですがたまに想像が出来ないものもあります。
音楽を聴いて研究をしている時には徹底的に調べますが日常生活中ではそこまではしません。
それが仕事で音作りの試行錯誤をしている時に「あ、あの時の音はこのようにして作られていたのかも」と気が付くときがあります。
完成されたCDの音には製作当時の流行や時代背景も含まれています。
30年前の音楽でも現代と同じような傾向の音作りをしていることに気が付くこともあります。
当時は今のようなコンピューター処理ができなかったのに凄いと思うこともあります。
おそらく相当な試行錯誤と時間を費やしたのだろうと想像できます。
そのアルバムはたしか製作期間が3年くらいと記憶しています。
最近では日本のCDもレベルが高くなってきたと思いますが欧米のCDには想像もできないような音作りがされているものが多いと思いますね。
具体的にどのような音作りかというと
ボーカルや楽器の単体の音処理
奥行きや広がりといった定位感
ミックスのバランス
マスタリングのテクニック
といったところでしょうか。
このような自分の印象は前回北京を訪問したときに現地の作曲家と交流した時に話題になりました。
中国の市場では日本の楽曲のカバーがヒットするケースも多く日本の音楽を好んでいます。
安全地帯や浜崎あゆみさんの話題が出たりしましたがマイケル・ジャクソンやスティーリィ・ダン、ベビー・フェースといった自分もよくチエックしているアーティストの話題で盛り上がりました。
中国では台湾出身のテレサ・テンさんは圧倒的な影響力を持っていますが北京出身のフェイ・ウォンさんの活躍も注目しています。
周杰倫(JAY)さんも大好きですね。
音楽や楽曲から感じるプロ意識は国境を越えるものだと痛感しました。