知的ブレーキに付いて
二輪ジムカーナの大会や練習会などで信じられないくらいもの凄く速く走っている人のことを「キレている・・・」とか「頭のネジが外れている・・・」とか「頭が悪い・・・」などと言ったりします。
このように言われるのは一部のトップライダー選手のみでほとんどの人は言われることはありません。
ふと逆の言い方ってどんなのかな?と考えてみました。自分流ですが「知的ブレーキが掛かっている」といった感じでしょうか?
おそらくタイムアタック中はだれでも走りに集中しているので意識はしていないと思いますが。
走り終わって結果が思っていた以上に悪いとその原因を考えると思うのです。
タイヤの接地感が無いとかエンジンのフィーリングが悪いとかハンドリングがいまいちだとかセッティングが悪かったとか・・・。
トップライダーの選手の発言なら納得もできるのですがそれ以外のライダーの場合は実は知的ブレーキが掛かっている場合の方が多いかも知れません。
それを思い知るのが自分のバイクにトップライダーが乗って楽々と自分のベストタイムよりも速く走った時ではないでしょうか?
こうなるとバイクの言い訳ができなくなる訳ですからやはり知的ブレーキが掛かっていたと考えざるおえないというか「まだまだだな・・・」なんて落ち込んだりします。
練習ではそこそこ走れるようになっても大会ではなかなか成果が発揮できない選手がいます。
このような原因も知的ブレーキが掛かっている場合が多いのではないでしょうか?
練習を重ねて少しずつステップアップしていくというのはこの知的ブレーキを少しずつ掛からないようにしていく作業なのかも知れませんね。
タイムアタックの結果が悪かった時の言い訳として知的ブレーキが掛かってしまった・・・」なんてどうですか?
結果が良かった場合は・・・「運が良かった・・・」これが王道かも知れませんね(笑)。
二輪ジムカーナ競技経験の浅い選手が結果の悪かった理由をトップライダーと同じように喋っているのを聞くと気分が悪くなるというか無視したくなりますからね(笑)。
実はこの発想、仕事にも通じるものがあったりします。