C1級 中嶋 秀和選手のビデオ分析
【対象:(C1級→B級)】
今回は本人の許可を得てC1級 中嶋 秀和選手のビデオ分析をお届けします。
分析に使ったのはモトビトDVD「2008年度DUNLOP・月刊オートバイカップ!ジムカーナ大会JAPAN」の映像です。
中嶋さんと知り合ったのは2006年くらいで自分がC1級時代に関東の大会でお互いに入賞したときのような気がします。この時は挨拶程度でした。
そして自分が中部地区の練習会に参加したときに交流を深めました。
昨年の中部地区で開催されたキョウセイオールナイト練習会ではお互いに先頭を変わりながらトレイン練習をした楽しい思い出もあります。
その時の印象ではタイトな切り返しがとても上手く引き離されてしまいました。
そんな中嶋さんを分析するのも恐れ多いのですがじっくりと時間を掛けてモトビトDVDを観察しました。
ビデオに納められている映像の中からもっともタイム短縮に繋がるポイントを2つ発見することが出来ました。
1つ目はセクションの繋ぎの進入とその立ち上がりにロスが見て取れました。
1ヒート目の最初の映像で左に縁石コースを旋回しながらパイロンを左Uターンしてアダチセクションに向かうシーンがあります。
ここは2速から1速にシフトダウンしながら進入しているので難しいポイントでもあると思います。
中嶋さんの技術を持っていれば突っ込みと立ち上がりにまだまだタイムを詰められる余地があると思いました。
そのあとのシーンで直パイから外周を右ターンしながら右回転のパイロンに向かうセクションがあります。
この進入もタイムを詰められる余地があると思いました。ちなみに2ヒート目は詰められており恐らくタイム短縮に繋がった要因の一つだと考えられます。
2つ目はパイロンセクションのライン取りにロスを見て取れました。
2ヒート目の最初のシーンでS字をぬけて8の字のセクションでに入ります。
この8の字はライン取りを考察することによりタイムを詰められる余地があると思いました。
このレベルになると本当に細かいところを詰めていかなければならないので大変だと思います。
頭で分かっていてたり練習では出来ていても実際の大会で決めるのは大変なことと思います。
次回はこのようなポイントを克服する練習方法に付いて考えてみたいと思います。お楽しみに。