MooGP中国グランプリから思ったこと
今回は先日開催されたMotoGP中国グランプリの映像を見ていて思ったことを記事にしてみたいと思います。
上海インターナショナルサーキットは2004年に開設された近代サーキットでMotoGPの開催は今年で3回目となるサーキットです。
コースは上海の「上」の字をイメージしたレイアウトになっていてストップアンドゴーのコースと言われています。
自分的に興味深いのは180°以上回り込むコーナーが2箇所あるのですがここの走り方です。
二輪ジムカーナ競技では180°以上回り込むコースは日常的ですがロードレースでは少ない方だと思います。
自分はロードレースで270°や300°くらい回り込むコースの走りは二輪ジムカーナの走り方と共通する部分があるのではないかと考えていました。
それは180°のヘアピンカーブでもカーブに沿ってUの字に走るのではなく減速しながら進入してクリッピングポイントから加速しながら脱出してVの字のように走るのが共通する所からそう思っていました。
二輪ジムカーナ競技の270°や300°のコース走り方もコースに沿って一定に走るのではなく減速と加速を組み合わせた走り方になります。
特に早いライダーになればなるほどこの減速と加速のメリハリの付いた走りが顕著になりパーシャルで走っている部分が少ないんです。
この様子は映像からはなかなか分かり難いのですが今回の中国グランプリのオンボード映像で確かめることができました。
オンボード映像だとエンジン音から減速したり加速したりしているのが分かりやすいのですよね。
やはり減速と加速で組み合わせた走り方でした。映像でみるとカーブに沿ってパーシャルで走っているようにも見えるのですけどね。
オンボード映像でみるとフルバングで激しく減速しながら進入していました。カッコイイですね。
このようにコースを加速と減速だけで組み合わせて走るのは想像以上に難しいことなんですよね。
これがモータースポーツの楽しいところでもあると思うのですけどね。
ちなみに自分と同じブログランキングに参加している青山周平選手はMotoGP250ccクラスに参戦中ですが中国グランプリでは残り13周のところで1コナー突っ込みで転倒してしまいました。
レース後のインタビューによると原因はエンジントラブルのためで骨折などの大きな怪我は無かったようで良かったですね。
次戦フランスクランプりで元気の良い走りを期待したいものです。