NYSEレコーディング NHK大阪ホール

New York Symphonic Ensemble大阪公演のレコーディングのようすを写真とともに紹介します。

前回紹介した福岡公演のレコーディングと同じプロジェクトです。DVDなど映像収録も行う場合は音だけの収録の場合より少し多くマイクを使います。

少ないマイクで収録した場合は演奏者をアップで映し出された映像の時にその演奏者の音が聞き取りにくい場合などどうにもならないからです。

cb

こちらはお約束のコントラバスマイク。

timp

こちらはティンパニーのマイク。

hr_osaka

ホルンはこのように後ろから狙います。

3ten_osaka

基本の三点吊りはこんな感じです。今回は5回線使用しました。

floor_osaka

写真がありませんがこのほかアンビエンスやオーディエンスと呼んでいる客席後方の天井から吊り下げるマイクも使います。

NHK大阪ホールの特徴は3点吊りなど吊り物マイクに天井でマイクアンプが入っていることです。

自前で天井にマイクアンプを入れようとするとなかなか大変な仕込み作業になるのですが、このように最初からマイクアンプが仕込まれているのは有難いですね。

フロアー周りのマイク回線は舞台上手でマイクアンプを通して録音部屋に送ります。

ha_osaka

録音部屋には回線パネルがありませんので音声信号などのケーブルは「じか引き」といって舞台裏の通路を直接引き回します。

cable_osaka

今回使った録音機材はご覧のとおり。基本的にProTools HDを基本としたシステムで福岡公演の時と同じです。

pf_osaka

ミキサー周りはご覧の通りです。仮ですが5.1チャンネルミックスと従来の2チャンネルステレオミックスを同時に行います。

mixer_osaka

NHK大阪ホールは明るくて綺麗な響きがとても魅力的です。映像収録が入る場合はマイクの位置が映像的に良くない場合に位置を変えるなど調整しなければならないことがよくあります。とくに3点吊りの影が舞台前に立つソリストなどにかかりやすいので注意が必要ですね。

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