高品質でリーズナブルなケーブルを販売しております。
締まった低音と奥行き感のある中域、そして伸びのある高域が特徴です。自社でも1996年から使用しており品質は実証済みです。
すでに納入しているレコーディング・スタジオ、マスタリング・スタジオやレコーディング・エンジニアの方々にもご好評頂いております。
PC OCCケーブルは高価でハイファイオーディオ用のイメージがありますが、原音を忠実に再現するのでプロ用途にも最適です。
コストパフォーマンスの一番良いPC OCC素材を使って鑑賞用はもちろん仕事に使えるケーブルを販売しています。
ケーブルの種類
ケーブルと一言でいっても世の中にはいろいろなケーブルがあります。それは、信号伝送の性能(規格)について色々な要求から生まれてきたものなのです。
とくにいい音、いい映像を伝えるためにはケーブルの性能が重要なポイントになってきます。
ケーブルの性能といえば、まず伝送損失が少ないことがあげられますが、これ以外にも音質、画質を左右するのが導体(線材)と絶縁体の素材。
もうひとつがケーブル全体の構造(芯線構成)なのです。これらの違いで色々な種類のケーブルが市場に出回っているわけです。
オーディオ用とデジタル用、ビデオ用ケーブルの違い
昔、ACコード(100V電源ケーブル)をスピーカ・ケーブルに使った経験のある方は多いと思います。
オーディオ・ケーブルには特別な場合を除いて構造的な規格がありません。ですから、粗っぽいみかたをすれば、どんなケーブルでも使えることになります。
それに対して、MHz帯の信号を扱うデジタル用、ビデオ用ケーブルは、信号伝送損失を最小限に抑える前提条件として導体インピーダンスが決められています。
そのため専用ケーブルを使うことが前提条件になっています。オーディオ・ケーブルの場合はケーブルの用途に合った仕様(設計)で各社の基準で商品化しています。
導体の素材
現在ケーブルの導体に使われている素材は下記の5種類ぐらいに分類されます。
TPC(タフピッチ銅)
-Tough Pitch Copper-
ケーブルの導体でいちばんひろく使われているローコストな電機銅材。
純度99.5%
1mあたりの不純物結晶数150,000個
導電率98.2% (LC-OFCを100とした場合)
OFC(無酸素銅)
-Oxygen Free Copper-
TPCに含まれる酸素などの不純物を減らした高純度材。
純度99.995%(4N)
1mあたりの不純物結晶数50,000個
導電率99.6% (LC-OFCを100とした場合)
LC-OFC(直線結晶無酸素銅)
-Linear Crystal Oxygen Free Copper-
OFCの仲間で、銅の結晶を大きく成長させて結晶粒界のすきまを少なくしたもの。
純度99.995%(4N)
1mあたりの不純物結晶数20個
導電率100%
PC OCC(単結晶状高純度無酸素銅)
-Pare Crystal Ohno Continuous Casting Process-
銅の結晶を連続的に成長させて、信号伝送方向の結晶粒界を理論的にゼロにしたもの。
純度99.996%(4N)
1mあたりの不純物結晶数1〜2個
導電率101% (LC-OFCを100とした場合)
Super PC OCC 6N(単結晶無酸銅)
-Super Pure Copper Ohno Continuous Casting Process-
PCOCCの加工歪みのない状態のもの。
純度99.99997%(6N)
1mあたりの不純物結晶数1個
導電率102.6% (LC-OFCを100とした場合)
ケーブルによる音の違い
ケーブルによる音の違いは、主に導体の素材と絶縁体の素材。そしてケーブル全体の構造(芯線構成)で起こっていると考えています。
これはオリジナルケーブルを製作した経験で得られたものです。傾向としては、銅の純度が高くなるほどクリアーでスピード感のある音になります。
絶縁体の素材では、硬い材料を使うと硬い音になる傾向があります。
芯線構成では、細い芯線で構成するほど高域の伸びを感じる音になります。
このような特徴を利用してバランスの良い音質のケーブルを設計するわけです。
また位相が良くなるという場合は、ケーブルの品質が整っているのでチャンネル間の音質誤差が少ないことが要因として考えられます。
ケーブルの方向性
ケーブルの方向性に付いてよく質問を受けます。当社の場合は、原材料の芯線を製造する工程で決まる方向性をケーブルのアッセンブリー行程でもそろえて製造しています。
その方向性をケーブルに表示しているのです。ケーブルの方向を入れ替えると確かに音質の差を聞き取ることができます。
原因は、芯線の製造工程でできる分子構造の方向性によるものと考えられています。
製造工程で芯線の方向性をそろえていないとロットによって音質にばらつきがでてしまいます。
CLIPケーブルは逆方向で使ってもケーブルの方向性をそろえていれば問題ありません。
CLIPケーブルを逆方向で試聴すると中低域が豊かに聞こえる傾向があります。逆の言いかたをすると高域がおとなしくなる傾向です。
太いケーブルの中身
太いケーブルは音が良さそうだと思いませんか?これは高級ケーブルに太いものが多いことからくる印象だとおもいます。
導線に交流を流すと表皮効果という現象が発生します。これは高い周波数の信号ほどケーブルの表面を通る現象です。
音に置き換えると高い音ほどケーブルの表面を通るということになります。
針金のような1本の太い銅線ケーブルを試聴すると高音がこもったように聞こえます。
これはケーブル1本の表面に高い音が通った結果です。高い音をもっと聞こえるようにするためには高い音の通る表面積を増やすために細い銅線を束にしてケーブルを構成します。
見た目が太いケーブルでもこのように細い銅線を束にして作られています。
ケーブルが太くなる理由
スピーカーや電源ケーブルのように電力を伝える場合は銅の使用量も性能に大きく関わってきます。
銅量が多いほど多くの電力を伝えることができるのです。ケーブルが伝える電力に見合った銅量(太さ)が必要になってきます。
電圧に対する絶縁性能はケーブルの被覆など絶縁に必要な部分の量が多いほど高くなります。
絶縁性能に見合った絶縁物の量(太さ)が必要になってきます。
電源ケーブルで音がかわる
掃除機を使ったあと、電源ケーブルをかたずけるときに、ケーブルが暖かくなっている経験はありませんか?
これは掃除機のモーターが消費する電力が、電源ケーブルを通って流れる途中で、ロスして熱になったためです。
例えばこの電源ケーブルを、ロスの少ない(太い)ケーブルに交換したらどうなるのでしょうか?
電力のロスが少なくなり吸引力が良くなることでしょう。音響機器も同じように、ロスの少ないケーブルを使うことで音質が良くなる方向にかわるのです。
CLIPケーブルのルーツ
CLIPケーブルは1996年から販売されていますが、そのルーツとなる技術(ノウハウ)は1990年からのものです。
高価な銅材料や特殊な素材を使わずにコストパフォーマンスの高いPC OCC材料を使い音質をケーブルの芯線構成で追求したケーブルが、音楽スタジオなどのプロユースで受け入れられました。
「音質をケーブルの芯線構成で追求する」この基本的な考え方で試作と試聴を繰り返しコストパフォーマンスの高いPC OCCケーブルが誕生したのです。この考え方は現在も変わりありません。
CLIPケーブルが良い理由
CLIPケーブルは1996年から設計を変えることなく口コミで現在も売れています。
同じ時代の高品位ケーブルで現在でも売れているケーブルは少ないのではないでしょうか。
一般的にメーカーは一定のサイクルで商品を更新します。音楽に流行りがあるように音質にも流行りがあります。
その逆に定番という物もあります。CLIPケーブルは高価な材料や特殊な素材を使うことなく芯線構成の技術で高品質ケーブルとしての役割をキッチリと果たしてきました。
それが発売してから現在まで多くの方に受け入れられている理由と考えています。
PC OCCケーブルは長持ちしない?
このような質問をされる方がいらっしゃいます。PC OCCケーブルの耐久性は一般のケーブルと変わりません。
PC OCCの芯線はピカピカの10円玉のように綺麗な銅色をしています。酸化すると色がくすんでくるのですが、もとがピカピカのため一般のケーブルよりも腐食が激しいと思われるようです。
現在納品後21年になる音楽スタジオでも問題なく使われています。
ラインナップ
2芯マイク・ラインケーブル 3M
参考市場価格 5,970円
シールドケーブル 3M
参考市場価格 5,620円
OFC2芯マイク・ラインケーブル 3M
参考市場価格 4,350円
AES/EBU 110Ωデジタルケーブル 3M
参考市場価格 6,690円
S/PDIF 75Ωデジタルケーブル 3M
参考市場価格 7,300円
8chマルチケーブル 3M
参考市場価格 47,760円
電源コード 2.5M
参考市場価格 12,400円
ACタップ 2.5M
参考市場価格 12,900円
スビーカーケーブル 3M
参考市場価格 11,520円
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