アウト・イン・アウトの大切なポイント

ジムカーナ大会のタイムアタックの様子はチーム員で協力し合ってビデオ撮影しています。このビデオにはチーム員を主に収録します。

2005年からモトビトさんがDUNLOPジムカーナ大会の模様を収録してDVDで販売されるようになってからはチーム員以外の走りもこのDVDでじっくり見ることができるようになりました。

自分はノービスライダーや自分よりタイムの遅いライダーの映像をじっくり見ることにより自分のライディングテクニック向上のヒントをつかむことがよくあります。

自分よりタイムの遅いライダーの遅い原因を考えながらビデオを見ているとそれが自分にもあてはまることにふと気が付いたりするのです。

昨日そんなふうに映像を見ていて多くのノービスライダーに共通するポイントに気がつきました。

縁石コースではそうでもないのですがパイロンコースでいわゆるインベタで進入しているケースが多く見受けられるのです。

たぶん縁石コースのようにアウトからアプローチする目印のようなものが無いので自然とバイロンに寄っていってしまうのかも知れませんね。

それでもしっかりバイロンのインに付いて走りますのでアウト・イン・アウトのインに付くというのは出来ていようなんです。

これを客観的に判断するとアウト・イン・アウトのインに付くことを大切に考えているようにも見て取れます。

おそらく本人はアウトから入っているつもりなんでしょうね。またはアウトから入ると無駄な走行距離を走るような気がして最短距離を本能的に走っているのかもしれません。

アウト・イン・アウトの大切なポイントはアウトから進入することだと思います。

それはコーナのアウトから進入するとイン側から進入するよりコナーのRを大きくとることができて平均時速を上げて走ることができるからなんです。

要するに同じカーブでもゆるく曲がれるのでその分スピードアップできるというわけなんです。

そのために少しぐらい大回りになってもトータル的にはそっちのほうが平均時速を上げる結果に結び付く場合が多いと思うのです。

もちろん例外のパターンもあると思いますがノービスライダーの場合は思い切ってアウトから進入した方が良い結果に結び付くと思います。

またパイロンに対してどのくらいの距離から進入するのが自分にとって一番良いのか普段の練習で確認しておくのも良いと思います。

8の字練習で進入側のパイロンから50cm間隔でチョークなどで目印を付けてタイムを計りながらどのくらいの間隔からどのように進入すると安定して早いタイムが出せるのか調べると良いと思います。

車両特性やライディングスキルにもよりますが大概のバイクの最小回転半径が3m前後のはずですからそのあたりに良いポイントが見つかると思います。

ちなみにNSR250Rの最小回転半径はは2.9mです。

このテストを実践するとすぐ気付くと思うのですが同じ目印のポイントから進入してもその時のバンク角が深いほうが早いタイムを記録します。

バイクは寝かしたほうが早いと言われる理由はここでも生きてくるのですね。同じ走行ラインでバイクを寝かすためには少しだけスピードを上げて走ることになるからです。

いくらライン取りを慎重に走ってもバイクが寝てなければ速くは走れないと言うことなのですね(笑)

だったらノービスライダーはライン取りなどに頭を使うよりひたすらバイクを寝かして走ることに重点を置いてタイムアタックをしたほうが結果に結び付きやすいとも考えられますね。

どうですか?参考になったならせひ実践してみてくださいね。頭で理解しても行動しないと結果はには結び付きませんからね。

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