ジムカーナ コース攻略

タイムを争うモータースポーツではライディングテクニックやマシンのセットアップと同じくらいコース攻略もタイムに影響を及ぼす大切なポイントです。



このポイントを二輪ジムカーナ競技の基礎練習を例に考えてみたいと思います。



あるコースを走ってタイムを計ったとします。次にそのコースのタイムを短縮する方法を考えると次の2つの要素があります。



1.平均速度を上げる

2.走行距離を短くする



この要素は競技に取り組んだことのある方ならお馴染みかも知れませんが実際に計算する機会は少ないのではないでしょうか?



これを10mの8の字を10回行う事例で計算して検討してみましょう。



10mの間隔にパイロンを置いてバイロンとバイロンの真ん中からスタートして8の字を走ります。スタート位置と同じ位置に戻って来たら1回と数え、これを10回繰り返します。



8の字1回の走行距離はおよそ30mとします。これを10周すると走行距離は300m走ることになります。



このコースをJAGE認定大会トップタイム比115%レベルのライダーが走るとおよそ60秒くらいになると思います。


この場合の平均時速は

300m ÷ 60秒 × 3600 = 18km/時速



となります。



では同じ8の字を距離は同じ300m走って1秒短縮して59秒で走る場合の平均時速を求めてみましょう。



300m ÷ 59秒 × 3600 = 18.3km/時速



次に平均時速を同じで走って1秒短縮するための走行距離を求めてみましょう。



18km ÷ 3600 × 59秒 = 295m



となります。要するに時速18kmの時は1秒間に5m進むということですよね♪



まとめると 10mの8の字を10回で300mの走行距離を60秒で走った場合にこのタイムを1秒短縮するには



「走行距離は同じで平均時速を18.3kmに上げる」



または



「平均時速は同じで走行距離を295mに短縮する」



という方法があるということになります。



あなたならどちらを選びますか?タイムアタックをして走っている時は意外といっぱいいっぱいだったりするので平均時速を早くするのは容易なことではないと思います。



ですから同じ走りで短い距離を走るように意識したほうが簡単にタイムを短縮に繋がると思います。実際は両方の要素が働いてタイム短縮になっていると思うのですが。



10回の8の字で5m短く走る工夫をすれば良いわけですから1回の8の字あたり50cm短く走ればよいと言うことになります。



具体的に言うと小回りすれば良いのです。このとき注意しなければならないのは平均時速を落とさないように努力することです。



自分の経験では立ち上がり(アクセルの開け始め)の部分をとにかく膨らまないようにするのが一番即効性があり効果的だと思います。



8の字1回に2回立ち上がりがありますのでここでたったの25cm距離を短く走るイメージです。これが上手くいくと本当に楽にタイムを短縮することができますよ。



上手くいったときは楽して得した気分になり思わす「ニヤ」っとしてしまいます♪



次に突っ込みをタイトにするのも効果ありますね。自分の場合はリーンインみたいなイメージて少しだけパイロンの近くからフロントブレーキを残しながら突っ込むと上手くいくような気がします。



しかし頭では分かっていても簡単にできることではありませんし計算どうりに行かないのも現実ですが・・・



でもこんなことでも知らないより知っているほうがいいですよね?役に立ちましたか?



ちなみにパイロンを外して路面にマークキングしてそのマークをフロントタイヤで踏むラインで走ってみると凄いタイム短縮になります。



走行距離を短く走ることがタイム短縮に結びついていることが実感としてよく分かると思います。

なんかここまで書いて読み返してみたらかなりマニュアックな話しになってしまったかも・・・



でもこの感覚やセンスは一般ライダーさんのライディングテクニックにきっと役に立つと思います。



平均時速を上げようと必死になるより走行距離を短く走ることを考えながら走る方が大人な感じがするのは自分だけでしょうか?



これは大人のコース攻略といった感じですかね♪もしかすると20代のライダーは別の事を考るかもしれませんね。



「ヒザを擦るのが早い」とか・・・



自分も若い頃は本気で「ヒザを擦らないより擦ったほうが早いかも・・・」って考えた時期がありましたので・・・



でも直パイやオフセットスラロームはライン取りよりひたすら必死に走ったほうが良さそうですけどね。なんとなくですが。



理由はよく分かりません・・・

ただ本能でそう思うだけですが(笑)

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この記事を書いた人

東 春平代表取締役 / 音響エンジニア
音響と音楽で皆さんの役に立つことを考えています。

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