メンテナンスエンジニアという仕事

今まで自分の書いた仕事をテーマにした記事を読み返すとブログの記事として書きにくい仕事があることに気がつきました。

記事にし易いのはレコーディングの記事だったりします。写真も添えて華々しく記事にすることができますからね。

過去の記事を読むとレコーディングばかりしているように思いませんか?

実はレコーディング以外の仕事も多いのです。

その一つがスタジオシステムの設計と施工です。

レコーディングをしたり編集をしたりするスタジオワークとそのシステムを設計することはまったく別の技術や知識を必要とします。

レコーティングエンジニアともなれば当然レコーディングシステムのことも精通しているのでシステムを構築することはできます。

しかしそこそこの規模の会社に勤めている場合は仕事の役割分担がされています。

システムを担当するのはメンテナンスエンジニアと言う肩書きの担当者になります。

レコーディングエンジニアはスタジオワークでシステムの不具合や改善要望があればメンテナンスエンジニアに伝えるのです。

それを受けてメンテナンスエンジニアは修理の手配をしたりシステム改善のプランを検討したりするわけです。

小規模なスタジオワークを行っているプロダクションではメンテナンスエンジニアを確保できません。

ですから外注でシステムの不具合やシステム改善などを行うといったニーズが発生するのです。

自分はこのような仕事もさせて頂いています。

これは内容がかなり専門的になることと他人の会社のシステム内容を軽率に公開できないのでブログに書きにくい仕事でありますね。

こういったシステムの仕事はいわゆるシステム屋さんが請け負います。

システム設計をするのは専門の技術者なので機材のことは精通しているのですが多種多様なスタジオワークには精通していなかったりします。

機材を接続するための電気的仕様は詳しくても実際に機材を使ったことは無いわけですからね。

システム屋さんの中には元レコーディングやPAのエンジニアだったと言う方もいらっしゃいます。

そんな中でで自分に仕事を頼まれる方は現役のエンジニアがシステム設計をするといった信頼感のようなものと完成後の運用ノウハウを買って頂いているようですね。

スタジオ設備も車やバイクと同じようにちゃんとメンテナンスされていないと本来の力を発揮できないわけです。

その影にはメンテナンスエンジニアの働きがあってこそなんですよね♪

目立たないけど大切な仕事だと思います。

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