最大バンク中の頭の位置に付い

今回はREDSTAR☆さんのコメントからヒントをもらい最大バンク中の頭の位置に付いて考えてみたいと思います。

前提条件としては二輪ジムカーナ大会などで成果に結びつくということにしますがおそらく山道やサーキットを走ることにも通じると思います。

それから最大バンクとはその人が最大と感じているバンクで物理的な最大バンクではないこととしますね。

このテーマは文章で表現するのがとても難しく以前から何度か頭の中をよぎったのですが書くのをあきらめていました。

今回は頑張って表現してみたいと思います。

自分の友人・知人には自分よりオートバイを乗るのが上手い人が沢山います。

自分のようなレベルのライダーが偉そうなことは言えないのは承知の上で

「ライテクを文章で表現するとどうなるのか?」

と言うことにチャレンジしているものですから読み物として楽しんで頂けたら幸いです。

オートバイで最大バンクを出すのは一定の速度であれば以外と簡単ではないでしょうか?

路面の良い駐車場などで半径5m位の定常円を旋回していると簡単にステップを路面に接地することができると思います。

ところが実際のコースでは減速とほんの少しの一定状態、これをパーシャルと言います。そして立ち上がり加速というように一定速度でコーナーを走る状況はまずないのが実情ですよね。

これは小さなターンをする二輪ジムカーナ特有の事ではなくMotoGPなどのロードレースのような大きなコースでも同じことが言えるようです。

このようにコーナーの進入から脱出までを減速からパーシャルそして立ち上がり加速をしながらバンクを出すのが難しいわけです。

よく流していると寝かせられると言うのはコーナー中の減速や加速を弱くしているからだと思います。

タイムアタックをするとライダーは無意識でもコーナーで減速と加速を強くするので寝かせるのが難しくなると考えられます。どうして難しくなるのかと考えると減速や加速と遠心力のバランスを取らなくてはならないからではないでしょうか?

このバンク中に減速と加速を強くするためには体を積極的に使って遠心力とバランスを取らなければならないと思います。

バンク中にライダーは微妙にオートバイのスピードコントロールをして傾いて旋回するバイクの上で遠心力とバランスを取りながら行きたい方向に導いているのですが、同時にハンドルや体も微妙に左右に動かして遠心力とバランスを取っていると思うのです。

いろんなことをそんなに意識することなく同時にやっているのですよね。人間って凄いです(笑)。

自分流ですが実バンクというオートバイと人間の重心で遠心力とバランスを取る状況がもっとも重要になってくるのがコーナーの進入と脱出の部分だと思います。

進入ではなるべく勢いよく進入したいですし脱出では少しでも早く力強くアクセルを開けて立ち上がりたいわけですよね。

そうすると遠心力の影響を大きく受けることになるのは想像できますよね?

この遠心力の影響を大きく受ける時に体重をオートバイの内側に預け実バンク角を稼ぐと言ったら分かってもらえるでしょうか?

この体重をオートバイの内側に預ける感覚は非常に表現が難しくただ頭や体がオートバイのイン側に入っているだけでは本当に体重を預けたことにはならないのです。

昔よく話したことはセンタースタンドを立てたバイクの上で体をただ曲げただけではバイクは傾かないのですがバイクが倒れそうになるくらい体重を預けることもできると実演して話していました。

この感覚が体重を預けるといった方法です。最近はセンタースタンドの無いバイクが多いので誰にも話していませんが・・・

体重を預けるコツは体の力を抜くことなんですが、一般的に肩の力を抜くと言われていることと同じ意味だと思います。

ただ本当に肩の力を抜くのかと言うとそうでは無いような気がします。

自分でも試したことがあるのですがコーナー侵入や脱出時には上半身にそれなりのG(重力加速度)が掛かっていますので本当に肩の力を抜くとGに負けて力強く走ることが出来なくなってしまうのです。

ですから表現としては

「肩の力を抜くように体の緊張を緩める」

ってのはどうでしょうか?なんとなくでも伝わるといいのですが・・・

体が緊張しているとバンク中に体重を預けたり左右に体を素早く動かしてバランスを取ったりすることが難しくなるのです。

バンク中の頭の位置の基本はオートバイと同じ位置にあるのが左右にバランスを取るといった意味では無難な位置だと思います。

これは真っ直ぐ乗っている時と同じイメージです。

真っ直ぐ走っている時と同じようにその位置を中心に左右に動いてバランスを取るのです。ですからいつでも無理にオートバイと同じ位置にある必要性は無いと思います。

ライダーが意識していなければ一般的には傾いて行くバイクよりも少し遅れて頭や体が付いてくる傾向があります。

これをバイクと同時に体を傾けるだけでも進入時に遠心力に対して実バンクを出せるので上手くできれば簡単にタイムアップに繋がると思います。

このオートバイと同時に体を傾ける感覚は意外と難しく本人はそうしているつもりでもなっていない場合が結構あります。

タイヤの接点を軸として頭はオートバイより遠い位置(円周の外側)にありますのでオートバイと同時に体を傾けると言うのはオートバイより先にしかも早いスピードで頭を入れていくような感覚になります。

もしあなたがオートバイと同時の感覚で傾き始めているとしたら体は遅れていると思って間違いないと思います。

自分はよくリーンインのようなイメージと言っています。ビデオでコマ送り再生をしながら注意深く観察すると分かります。

写真はその一瞬を切り取るのでライダーの重心まで見極めることは出来ないのですがライダーの体が緊張しているかどうかは何となく分かるような気がします。

参考に二輪ジムカーナ大会を主催しているバイクショップB!さんのサイトに先日のDUNLOP杯第1戦の写真が掲載されています。

ノービスライダーからA級ライダーまでタイムアタック中の綺麗な写真が掲載されています。そういう視点から写真に目を通してみるのも面白いと思います。

ノービスライダーに比べ上級シード選手になるほど深いバンク角でオートバイが不安定な状態でも体は無駄に緊張していない感じが見て取れます。

なかなか思う事を上手く文章で表現出来ないのですが参考になれば幸いです。

この記事を書いた人

東 春平代表取締役 / 音響エンジニア
音響と音楽で皆さんの役に立つことを考えています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です