音響エンジニアの悩みのようなもの

普段生活している中で皆さん関心のあることには自然と反応していると思うんです。

今回は音響エンジニアならではの日常生活で反応してしまうことを考えてみました。

音響エンジニアの仕事の中で音のバランスを取ると言った作業があります。

これはメーカー系の音響エンジニアの場合はあまり無いかもしれないのですが制作系のエンジニアの中心的業務になります。

例えばナレーションとバックに流れる音楽のバランスとかボーカルとオケのバランスのようなものです。

テレビやラジオはもちろんイベントやコンサート、店舗のBGMの音量など音のバランスが取られている所では必ず耳を傾けてチェックしてしまうのです。

ははぁーんなるほど・・・と思うこともあればどうしてこんなバランスなんだろう?と思うこともあります。

そんなことを気にしていると本来のプログラムを楽しめなかったりします。

さらに生放送や中継、コンサートのPA(拡声)などで音のバランスが変わったりしたときにも気が付いてしまいます。

ただ何となく聞いているだけでもハッと気が付いてしまったりすることがあります。

一番残念なのは楽曲が好きで購入したCDやDVDの音質が自分好みで無かった場合です。

楽曲だけ楽しめば良いと思ってもやはり音質が気に入らないと楽しめないんですよねー。

めったにやりませんが自分好みの音に修正してしまうこともあります。

あとは会話しているときの人の声に聞き入ってしまって会話の内容をよく聞いていなかったりすることもあります。

とくに女性の声や口調は気に入るとその女性のことも好きになってしまいます。

どんな時でも無意識で室内や室外を問わず周りの音を注意深く聞いている自分に気が付くとたまに自己嫌悪になることもあります。

逆に音響エンジニアを目指している人はそれくらい音を意識して日常生活を送っていると自然と耳や感性が育まれてゆくかも知れませんね。

一般の方でも日常生活では視覚に捕らわれることが大きいと思うのですが音に普段よりも関心を持って注意深く聞くとかなり多くの情報を得ることができると思います。

写真は音のバランスを調整するミキサーと呼ばれている機材です。たくさん並んでいる白いつまみに1つ1つに音が入力されていてこれを上げたり下げたりするとその音だけ大きくなったり小さくなったりします。

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